静脈ポート(CVポート)造設

静脈ポート(CVポート)造設

CVポート留置とは中心静脈(Central Vein)と言われる大きな血管に点滴等の薬剤を送るカテーテルを留置し、その送り先となるポートという道具を皮下に留置することです。

従来、中心静脈(CV)からの点滴の場合は体表のカテーテル挿入部は、細菌等の感染予防のため清潔にはかなり気を配る必要があります。そこで、感染のリスクを抑えるため、ポートという器具を皮下に埋め込む作業を行います。この方法ですと、皮下で体内のカテーテルとつながりますので感染のリスクは、はるかに低減されます。また、入浴が可能となり、在宅でのQOL(生活の質の向上)につながります。

在宅医療で経静脈投与を必要とする患者様ならびに、化学療法目的で中心静脈ポート造設を必要とされる患者様に対し、当院では日帰り手術でCVポート造設を行います。また造設後の合併症管理に対しても、CDCガイドラインに沿って外来でフォローさせて頂きます。

CVポートの対象となる患者様

  • 経口摂取が困難で、ご本人やご家族が胃ろうに抵抗がある方
  • 高カロリー輸液が必要な方
  • 継続的な点滴治療を行う方で、血管確保が困難な方
  • 継続的な化学療法を行う方で、血管確保が困難な方

CVポートをお考えの患者様はどうぞお気軽に下記連絡先にご連絡下さい。また、CVポートの適応のある患者様を御診療されている御施設、医療機関様からのご依頼も承っております。是非、下記連絡先にご連絡頂ければ幸いです。

TEL:011-632-1111